現在・過去・未来




今の自分は、過去の積み重ねでできていると思っていた。今、自分を誇らしく思えるのは、これまでの努力や頑張りのおかげ。今、情け無い自分に思えてしまうのは、これまでの失敗や消したい過去を悔やむからだろう。




何かにつけて、起こったことの原因を突き止めようとして、なぜ?どうして?と自分を責めたり後悔を繰り返す。過去は変えられないのに。





ー起こってしまったことは仕方がないのさー





義母の名言のひとつだ。どんなことも、起きてしまったことはどうしようもない。でも、そこで立ち止まらずに、良い面を見て前向きに考えること。それしか無いと義母は言う。





こんな義母に私もなりたい





先日のこと。私が夏海のお墓参りに行く為に蝋燭やお線香の準備をしながらライターを探していると、義母が御仏壇を指差して言った。




あのマッチを持っていきなさい。お父さんの三回忌の時にお寺さんが持ってきたのがあるから。



そのマッチに書かれていたのは、浄土真宗 真宗大谷派の名僧藤城聡麿(ふじしろ としまろ)さんの御言葉だった。

 



え?これまでが これからを 決めるじゃないの?






これまでにあった善いことも
これまでにあった嫌なことも
これまで起こった全てに於て






変えられない出来事までもが


これからの私の生き方次第で






















その意味は大きく変わる